食い倒れの街、大阪。その玄関口である阪神梅田本店は、まさにスイーツの宝庫です。
全国各地の有名店から地元で愛される老舗まで、ありとあらゆる甘味が集結しています。
今回は、そんな阪神百貨店デパ地下で特に人気を集めるスイーツをランキング形式でご紹介します。
順位 | 店舗名 | 簡単な説明 |
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1 | 薫るバター サブリナ | 金賞受賞バターが香る、花形パイ「サブリナ」が看板商品のバター菓子専門店 |
2 | バニ | ・2023年オープンのバニラスイーツ専門店 ・阪神百貨店しかないスイーツ |
3 | ジェルソミーナ | ・イタリアの伝統菓子を扱う専門店。全国でここでしか買えないクッキー缶「テゾーロ・ロッソ」が人気 ・阪神百貨店しかないスイーツ |
4 | ドローリー | ・チーズとハチミツがコンセプトのスイーツブランド。ゴルゴンゾーラチーズを使ったフィナンシェが人気 ・阪神百貨店しかないスイーツ |
5 | クラブハリエ | バームクーヘンで有名な滋賀の老舗。阪神梅田本店では、新定番「バームショコラ ド ヴォヤージュ」が先行販売中 |
6 | ガトーフェスタ・ハラダ | ラスク「グーテ・デ・ロワ」でおなじみ。関西限定の抹茶味や阪神タイガースモデルなど、豊富なラインナップが魅力 |
7 | ミルクスター | ミルクの可能性を追求する新ブランド。関西初の常設店として阪神梅田本店にオープン。限定のミルクプリンとシュークリームは必食 |
8 | たねや | 和菓子の老舗。「クラブハリエ」のグループ。阪神梅田本店限定の「生とらやき」は、実演販売も行う人気商品 |
9 | CUSTA | モロゾフの新ブランド。素材と製法にこだわったカスタードスイーツ専門店。とろけるカスタードクリームのケーキがおすすめ |
10 | 小倉山荘 | 京都のあられ・おかきの老舗。阪神梅田本店では、新作「あんこ煎餅 花いづく」を先行販売 |
11 | 御座候 | 大阪のソウルフードとも言える、赤あん・白あんの回転焼き |
12 | ル・ピノー | 北堀江に本店を持つ洋菓子店。リーズナブルながら本格的な味わいのケーキや焼き菓子が人気 |
13 | モロゾフ エクラ | モロゾフの新しいブランド。阪神百貨店梅田本店限定の「カスタードプリンé」や「プリンブッセ」など、特別なスイーツが揃う |
14 | カレーのくち | ・カレーせんべい専門店 ・阪神百貨店しかないスイーツ |
15 | サブレヤ | 贈る人も贈られる人も幸せになれるサブレ専門店。西日本初出店となる阪神梅田本店では、「バターサブレのアソート」が人気 |
16 | ピスタチオマニア | イタリアの老舗BABBIが手がけるピスタチオスイーツ専門店。阪神梅田本店が初の常設店。「ピスタチオフォンデュ」はここだけの限定 |
17 | ヴィタメール | ベルギー王室御用達の老舗チョコレートブランド。阪神梅田本店限定の「マカダミア・ケーク・ショコラ」は、定番「マカダミア・ショコラ」から生まれた人気商品 |
18 | アンテノール | 神戸発祥の老舗パティスリー。阪神梅田本店限定の焼きたてコーナーでは、フィナンシェやマドレーヌ、レモンパイが楽しめる |
19 | 赤福 | 伊勢銘菓「赤福餅」でおなじみ |
20 | あみだ池大黒 | 大阪の老舗菓子店。看板商品の「岩おこし」「粟おこし」に加え、阪神梅田本店では「大阪もちまろ菓」も人気 |
おやつのひきだし | ・出町ふたば ・出入橋きんつば屋 ・鎌倉紅谷 ・パティスリーサキモト ・中里 ・亀十 ・中将堂本舗 など人気 |
ランキング1位 薫るバターサブリナ
栄えある第1位は、「薫るバターサブリナ」の「サブリナ」です。
その名の通り、バターの香りにこだわったお菓子を提供する専門店で、2022年4月6日に阪神梅田本店に西日本初となる店舗をオープンしました。
金賞を受賞したバターを主役に、世界中から厳選されたバターの薫り、旨味、コクを堪能できるのが特徴です。
看板商品の「サブリナ」は、フランス・シャラント地方のバターをたっぷりと使用し、花の形に焼き上げられたパイ菓子です。
水色の可愛らしい袋を開けると、まずチーズのような香りがしますが、これは贅沢に使われたバターの香り。パイ生地は甘さ控えめでサクサクと軽く、バターの風味が豊か。
たっぷりとまぶされたグラニュー糖のジャリジャリとした食感もアクセントになっています。中央には甘く滑らかなバタークリームが絞られ、その真ん中に乗った薄くキャラメリゼされたアーモンドが香ばしさを添えます。
連日行列ができるほどの人気で、昼過ぎには売り切れてしまうこともあるそうです。
定番の「サブリナ」の他、「パルミエ」や「ティックル」といった商品も人気を集めています。期間限定で販売される可愛らしい缶入りのバターチョコクランチも見逃せません。
このブランドがオープン直後から高い人気を集め、ランキング1位を獲得した背景には、高品質なバターという明確なコンセプトと、可愛らしい見た目、そして西日本初出店という話題性があったと考えられます。
消費者は、品質の良い素材を使った特別なスイーツに魅力を感じる傾向があり、「薫るバターサブリナ」はそのニーズに合致したと言えるでしょう。また、阪神梅田本店という立地も、多くの人が訪れる百貨店であるため、ブランドの認知度向上と人気獲得に大きく貢献したと考えられます。
阪神梅田本店を訪れた際には、ぜひこの「サブリナ」を味わってみてください。ただし、人気商品のため、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
ランキング2位 バニ
第2位は、2023年11月1日に阪神梅田本店にオープンしたばかりのバニラスイーツ専門店「VANI(バニ)」の「サンドクッキー」です。
“チーズwithハニー”がテーマの「DROOLY」を手がける株式会社シュクレイの新しいブランドで、華やかな香りが広がるバニラを主役にしたスイーツを展開しています。全国で唯一の店舗が阪神梅田本店にあるという点も魅力です。
「サンドクッキー」は、バニラを混ぜ込んで薄く焼き上げたクッキーで、間にはバニラ風味のチョコレートが挟まれています。
袋を開けた瞬間から漂うバニラの香りが食欲をそそり、サクサクとした食感のクッキー生地とミルキーなクリームのハーモニーが楽しめます。
ブランドカラーである上品なブルーの看板が目印の店舗では、「サンドクッキー」の他にも、口溶けの良い「ムースケーキ」、とろりとなめらかな「タルト」、4種類のバニラクッキーを詰め合わせた数量限定の「クッキーボックス」、可憐な「ケーキ」、サクサクのパイ生地とバニラクリームが絶妙な「ミルフィユ」、そしてこれらの商品を詰め合わせた「アソートギフト」など、様々なバニラスイーツが販売されています。
特に、「クッキーボックス」はオリジナルデザインの四角い缶に入った限定品で、贈り物にも最適です。また、「ムースケーキ」や「タルト」は冷凍商品で、販売時間が開店時と17:30からの1日2回と限定されているため注意が必要です。
オープンから間もないにも関わらず、これほど高い人気を獲得した要因としては、近年高まっているバニラフレーバーへの注目度と、全国でここだけという希少性、そして親ブランドである「DROOLY」の信頼性が考えられます。
消費者は、限定品や希少価値の高いものに特別な魅力を感じやすく、「VANI」はその両方を兼ね備えていると言えるでしょう。
ランキング3位 ジェルソミーナ
第3位は、イタリアの伝統菓子専門店「Gelsomina(ジェルソミーナ)」のクッキー缶「テゾーロ・ロッソ」です。
2022年4月6日に阪神梅田本店に日本初出店を果たしたブランドで、全国で唯一、ここでしか購入できないという希少性があります。
店名はイタリアの古い映画『道』の主人公の名前から取られており、無垢で純粋でありたいという思いが込められているそうです。
一番人気の「テゾーロ・ロッソⅡ赤い宝物」は、7種類のイタリア伝統菓子が32個も詰め合わせになった豪華なクッキー缶
カリカリッと軽い「おしゃべり」という名のキアッキエレ、ごまをたっぷりまぶしたアーモンドビスコッティ、小さな蝶々の形をしたファルファッリーネ、ピスタッキオ、カシス香る真っ赤なビスケット、アーモンド入りチョコチップクッキー、甘い香りのココナッツボールなど、バラエティ豊かなラインナップが楽しめます。
見た目の華やかさはもちろん、賞味期限が約1ヶ月と日持ちするため、手土産にも最適です。その他、北イタリア・ロンバルディア州の伝統菓子であるキアッキエレや、南イタリア・シチリア州の伝統菓子パンテッレリアなども販売されています。
また、新商品の「ドルチェ・チョッコラート」は、人気のキアッキエレにチョコレートをコーティングし、ピスタチオやオレンジなどをトッピングした、少し特別なチョコレート菓子です。
日本初出店という話題性に加え、珍しいイタリアの伝統菓子を一度に楽しめるという点が、このクッキー缶の人気の理由と考えられます。特に、異文化への興味を持つ消費者や、特別感のある手土産を探している層に強く響いたのではないでしょうか。
ランキング4位 ドローリー
第4位は、チーズとハチミツがコンセプトのスイーツブランド「DROOLY(ドローリー)」の「フィナンシェ(ゴルゴンゾーラwithハニー)」です。
阪神梅田本店に全国で唯一の店舗を構えており、ここでしか購入できない限定感が魅力です。
お店人気ナンバーワンの「フィナンシェ(ゴルゴンゾーラwithハニー)」は、チーズの香りが濃厚ながら、ゴルゴンゾーラの味は軽めで食べやすいのが特徴。
軟らかくしっとりとした食感で、噛むとバターがじゅわっと口の中に広がり、ハチミツの優しい甘さとゴルゴンゾーラの塩味が絶妙なハーモニーを生み出します。
その他、クリーミーなカマンベールチーズチョコレートをサンドした「クッキー(カマンベールwithハニー)」、ゴーダチーズとハチミツを練り込んだ「ガレット(ゴーダwithハニー)」、ゴルゴンゾーラチーズとハチミツで仕上げた「パウンドケーキ(ゴルゴンゾーラwithハニー)」、カマンベールムースとハチミツムースの二層仕立ての「ハニーチーズケーキ(カマンベールwithハニー)」など、ユニークな組み合わせのスイーツが揃っています。
また、低温でじっくり焼き上げた「ベイクドチーズケーキ(ゴルゴンゾーラwithハニー)」も人気です。様々な焼き菓子を詰め合わせたアソートボックスは、お土産にも最適です。
チーズとハチミツという意外な組み合わせが、新しい味覚体験を求める消費者の好奇心を刺激し、全国でここでしか買えないという希少性がさらに人気を高めていると考えられます。
ランキング5位 クラブハリエ-バームクーヘン
第5位は、滋賀県近江八幡市に本社を置く、バームクーヘンで有名な洋菓子店「クラブハリエ」のバームクーヘンです。
50年以上もの間、多くの人に愛され続けているクラブハリエのバームクーヘンは、ふんわりとした食感と優しい甘さが特徴です。
阪神梅田本店では、2025年1月8日から全国販売に先駆けて、新定番「バームショコラドヴォヤージュ」が先行販売されています。
専用レシピで焼き上げたバームクーヘンを熱風乾燥させ、軽い食感にし、数種類をブレンドしたショコラを染み込ませた新しいお菓子です。
サクッとした食感とカカオの豊かな風味が楽しめると評判です。グランシェフの山本隆夫氏が20年以上構想を続けてきた自信作で、クラブハリエがバームクーヘンに挑戦した原点である阪神梅田本店で発表されたことにも特別な思い入れがあるそうです。
また、阪神梅田本店限定で、阪神タイガースのパッケージに入ったミニサイズのバームクーヘンも販売されており、お土産として人気を集めています。
長年の歴史と実績のあるブランドの安定した人気に加え、常に新しい商品開発に挑戦する姿勢が、幅広い世代の支持を得ている理由と考えられます。
特に、今回の「バームショコラドヴォヤージュ」のように、定番商品を進化させた新しい味わいを提案することで、既存のファンだけでなく、新たな顧客層の開拓にも繋がっているのではないでしょうか。
ランキング6位 ガトーフェスタ・ハラダ
第6位は、群馬県に本社を置く洋菓子店「ガトーフェスタ・ハラダ」のラスク「グーテ・デ・ロワ」です。
フランスパンをベースに作られたサクサクとした食感と、バターの豊かな風味が特徴で、「王様のおやつ」というキャッチコピーで広く知られています。
阪神梅田本店でも、定番の「グーテ・デ・ロワ」はもちろん、チョコレートをコーティングした「グーテ・デ・ロワプレミアム」や、関西限定の抹茶チョコレートでコーティングした「グーテ・デ・ロワマッチャ」など、豊富なラインナップが揃っています。
特に人気なのは、阪神梅田本店限定で販売されている「グーテ・デ・ロワ阪神タイガースモデル」で、パッケージだけでなく、缶の蓋の裏面までオリジナル仕様という、タイガースファンにはたまらない一品です。
お土産としても非常に喜ばれるそうです。その他、バレンタイン限定の商品や、サンリオのキャラクターとコラボレーションした可愛らしいパッケージの商品も登場するなど、常に話題を提供しています。
長年にわたり愛され続ける定番の美味しさに加え、地域限定フレーバーやコラボレーション商品など、常に新しい魅力を発信し続けることで、幅広い層からの支持を得ていると考えられます。
特に、「阪神タイガースモデル」のように、地域性や話題性を意識した商品は、お土産としてのニーズも高く、百貨店という立地とも非常に相性が良いと言えるでしょう。
ランキング7位 ミルクスター
第7位は、ミルクの可能性を探求する新しいスイーツブランド「MILKSTAR」の「ミルクプリン」です。
2024年11月27日に阪神梅田本店に常設2号店として関西初オープンしました。
阪神梅田本店限定の「ミルクプリン」は、北海道美瑛町の濃いのに後味は軽やかですっきりした牛乳をたっぷりと使用しています。
口当たりが良く、ミルク感をしっかりと味わえる、まさにミルクの美味しさを凝縮した贅沢なプリンです。
同じく阪神梅田本店限定の「シュークリームミルク」も、北海道美瑛町の牛乳と脱脂粉乳を使用したシュー生地と、滑らかで濃厚なミルククリームが特徴で、外からも中からもミルクの風味を楽しめる一品です。
その他、焦がしバターの芳醇な香りと上品なミルクの甘さが楽しめる「ミルクマドレーヌ」や、はちみつとレモンでふわりと香りをプラスした「レモンマドレーヌ」、ミルクの風味豊かな「ミルククッキー」、濃厚なミルクの味わいが楽しめる「ブリオッシュミルククリーム」、リッチな味わいの「リッチミルクケーキ」など、様々なミルクスイーツが揃っています。
ブランドカラーには、北欧の空や海を連想させるブルーが使用されており、パッケージデザインもモダンで上品です。
ミルクという普遍的な素材に焦点を当て、その可能性を追求するというコンセプトが、健康志向や素材にこだわる消費者に支持されていると考えられます。
また、関西初出店という話題性も、新しいもの好きな大阪の消費者の関心を集めているのではないでしょうか。
ランキング8位 たねや
第8位は、和菓子の老舗であり、「クラブハリエ」のグループでもある「たねや」の「生とらやき」です。
阪神梅田本店の地下一階「和菓子ワールド」にリニューアル後初登場し、注目を集めています。
「生とらやき」は、トラ模様に焼き上げた生地で、風味豊かな粒あんと生クリームを挟んだ、まさに出来立ての美味しさが魅力の一品です。
生地のトラ模様は一つひとつ異なるのも特徴です。店内厨房で職人が仕上げる工程を間近で見られる実演販売も行っており、出来立ての温かい「生とらやき」をその場で味わうことができます。
甘さ控えめの餡とたっぷりの生クリームの組み合わせは絶妙で、優しい甘さが口の中に広がり、夕食後のデザートにもぴったりです。
阪神梅田本店限定パッケージも用意されており、お土産としても喜ばれること間違いなし。
老舗の和菓子店が、あえて「生」というフレッシュさを強調した商品を提供することで、若い世代や新しい食感を楽しみたい層にもアピールしていると考えられます。
また、実演販売というエンターテイメント性も、百貨店の賑わいを創出する要素として重要です。
ランキング9位 CUSTA
第9位は、洋菓子メーカーのモロゾフが手がける新しいブランド「CUSTA(カスタ)」の「とろけるカスタードクリームのケーキ」です。
2022年4月6日に阪神梅田本店にオープンした、素材と製法にこだわったカスタードスイーツ専門店です。
「とろけるカスタードクリームのケーキ」は、ふわふわのスポンジケーキの上にカスタードムースをのせ、中にはとろけるようなカスタードクリームを詰め込んだ、まさにカスタード好きにはたまらない一品。
ほろ苦いカラメルソースがアクセントとなり、プリンを彷彿とさせるフォルムと味わいは、手土産にも最適です。
その他、たっぷりのカスタードクリームと柔らかなスポンジのハーモニーが楽しめる「クレームドール」、たまごとミルクの豊かな味わいのカスタードの天面を香ばしくブリュレした「クレームブリュレ」、カスタードプリンのようなしっとりとしたケーキ「カスタードクーヘン」、バター風味豊かなクッキーでキャラメルフィリングをサンドした「キャラメルガレット」など、様々なカスタードスイーツが揃っています。
モロゾフの人気商品である「カスタードプリン」が今年で誕生60年を迎えるという背景もあり、長年培ってきたカスタードへのこだわりが感じられるブランドと言えるでしょう。
長年愛されてきたモロゾフの「カスタードプリン」のDNAを受け継ぎつつ、新しい発想と技術でカスタードの魅力を引き出した商品を提供することで、幅広い世代にアピールしていると考えられます。
特に、定番のプリンをケーキに進化させたような「とろけるカスタードクリームのケーキ」は、新しいもの好きの消費者の興味を引くのではないでしょうか。
ランキング10位 小倉山荘
第10位は、京都のあられ・おかきの老舗「小倉山荘」の新作「あんこ煎餅花いづく」です。阪神梅田本店を含む一部店舗で、2025年4月5日から土日限定・数量限定で先行販売されています。
「あんこ煎餅花いづく」は、香ばしいお煎餅であんこを挟んだ新しいスタイルのスイーツ。ひらひらと舞う花のような形状のお煎餅は、軽やかで優しい食感を実現しており、噛むほどにお米の香ばしさが広がります。
挟まれたあんこには隠し味として和三盆が使用されており、上品で深みのある甘さに仕上がっています。
甘さとしょっぱさ、香ばしさが織りなす絶妙なハーモニーが楽しめます。商品名は、小倉百人一首の撰者である藤原定家の和歌に由来しており、パッケージデザインも雪月花の美意識を表現した幻想的な仕上がりとなっています。
伝統的な米菓の老舗が、あえて新しいジャンルのスイーツに挑戦することで、若い世代やこれまで小倉山荘の商品に触れる機会のなかった層へのアプローチを試みていると考えられます。
また、和歌に由来する美しいネーミングやパッケージは、贈り物としての価値を高め、特別なシーンでの利用を促す効果も期待できるでしょう。
ランキング11位 御座候
第11位は、兵庫県姫路市発祥の回転焼き「御座候(ござそうろう)」の「赤あん」です。
北海道では「大判焼き」や「おやき」とも呼ばれるこのお菓子は、甘く炊いた小豆あんを薄い生地で包んで焼き上げた、シンプルながらもどこか懐かしい味わいが特徴です。
阪神梅田本店では、地下一階の「スナックパーク」の一角に店舗を構えており、買い物途中の休憩に、またちょっと小腹が空いた時に気軽に立ち寄ることができます。
熱々の出来立てをその場で味わうのはもちろん、お土産として持ち帰る人も多く、冷めても美味しくいただけます。定番の「赤あん」のほかに、白あん(インゲン豆の一種であるてぽう豆を使用)も人気があります。
手際よく焼き上げられる様子を眺めるのも、御座候の魅力の一つです。
長年にわたり地域の人々に愛されてきたソウルフードであり、百貨店という場所柄、幅広い年齢層に親しまれていると考えられます。
手頃な価格で気軽に楽しめる点も、日常使いのおやつとして支持される理由でしょう。
ランキング12位 ル・ピノー
第12位は、大阪・北堀江に本店を持つ洋菓子店「LEPINEAU(ル・ピノー)」の「きさんじ」です。
大阪の方言で「さっぱりした」「おおらかな」という意味を持つ「きさんじ」は、様々なフレーバーのクッキーを詰め合わせた商品で、大阪土産としても人気があります。
オレンジ、ピスタチオ、ココア、チーズ、アーモンド、コーヒー、ココナッツ、チョコチップ、マーブル、紅茶など、バラエティ豊かな味が楽しめます。
可愛らしいパッケージも魅力で、手頃な価格帯も人気の理由の一つです。阪神梅田本店では、「きさんじ」の他にも、定番の「ガトーフレーズ」や濃厚な「モンブラン」など、様々な種類のケーキも販売されており、こちらも人気を集めています。
本店は北堀江にありますが、阪神梅田本店でも気軽に購入できるのが嬉しいポイントです。
本店のある地元大阪に根ざしたネーミングやパッケージを採用することで、地域住民の親近感を高め、お土産としての需要を喚起していると考えられます。
また、ケーキだけでなく、日持ちする焼き菓子も充実している点は、様々なニーズに対応できる強みと言えるでしょう。
ランキング13位 モロゾフエクラ
第13位は、モロゾフの新しいブランド「MOROZOFFé(モロゾフエクラ)」の「カスタードプリンé(エクラ)」です。
阪神百貨店梅田本店限定で販売されている特別なプリンです。
「é」はフランス語で「輝き」という意味で、モロゾフの伝統と革新が生んだ新しいおいしさの形を表現しています。
通常のモロゾフのプリンとは異なり、より素材にこだわり、特別な製法で作られていることが伺えます。
その他にも、宇治抹茶を使った「ファヤージュ(抹茶)」や「宇治抹茶フィナンシェ天緑」、「プライムカスタードプリン(宇治抹茶)」、そして同じく阪神梅田本店限定の「プリンブッセ」など、魅力的なスイーツが揃っています。
また、期間限定で大きなサイズの「パンプディン」が販売されることもあり、こちらも人気を集めています。
長年愛されるモロゾフブランドの信頼感に加え、阪神梅田本店限定という希少性が、特別な贈り物や自分へのご褒美として選ばれる理由と考えられます。
また、「輝き」というブランドコンセプトが、上質で洗練されたイメージを醸し出しているのではないでしょうか。
ランキング14位 カレーのくち
第14位は、豊洲市場発のカレーせんべい専門店「カレーのくち」のカレーせんべいです。
専門店ならではの本格的な味わいのカレーせんべいは、様々な種類のスパイスをブレンドし、風味豊かに仕上げられています。
甘いものが苦手な方にも喜ばれる、ちょっと珍しいお土産としてもおすすめです。
百貨店のスイーツランキングの中で、あえて「カレーせんべい」という異色の商品がランクインしているのは、大阪の食文化の多様性を象徴していると言えるかもしれません。
また、甘いものだけでなく、しょっぱいものも求める消費者のニーズに応える存在として注目されているのではないでしょうか。
ランキング15位 サブレヤ
第15位は、贈る人も贈られる人も幸せになれるサブレ専門店「Sableya(サブレヤ)」の「バターサブレのアソート」です。
2018年秋に東京でオープンし、名古屋に次いで西日本初出店となる阪神梅田本店は3店舗目となります。
看板商品の「バターサブレのアソート」は、ホロホロとほどけるような食感と、サクサクとした食感の2種類のバターサブレを詰め合わせた商品です。
フランス全国農業コンクールで金賞を受賞したバターなどをたっぷりと使用した、贅沢な味わいが楽しめます。
その他、鳥やクローバーなどをかたどった可愛らしい詰め合わせ「幸せの鳥」や、焦がしバターのサブレが入ったアソートBOXなど、様々な種類のサブレが用意されています。シンプルで優しい配色のラベルがおしゃれなBOXは、ギフトにも最適です。
食感の異なる2種類のサブレを一度に楽しめるという点が、お得感があり、様々な好みに対応できるため人気を集めていると考えられます。
また、「幸せ」というキーワードをコンセプトに掲げ、可愛らしい見た目と上品なパッケージで、ギフト需要をしっかりと捉えているのではないでしょうか。
ランキング16位 ピスタチオマニア
第16位は、イタリアの老舗スイーツブランドBABBIの日本の正規販売代理店が手がけるピスタチオスイーツ専門店「PISTACHIOMANIA(ピスタチオマニア)」の「ピスタチオフォンデュ」です。
2022年4月6日に阪神梅田本店に初の常設店舗をオープンしました。
注目の一品である「ピスタチオフォンデュ」は、北海道産クリームチーズと風味豊かでコクのあるイタリア産ピスタチオペーストを合わせたオリジナルのチーズケーキで、焦がしピスタチオの香ばしさと濃厚なチーズの味わいが楽しめます。
阪神梅田本店のみで販売されている限定商品です。その他、ピスタチオ入りのラングドシャ生地にミルクチョコレートをサンドした「ウィークエンドピスタチオ」や、フリーズドライストロベリーをピスタチオペーストでコーティングした「ストロベリーピスタチオ」、ローストした刻みピスタチオとピスタチオペーストを混ぜ込んだ「ピスタチオフィナンシェ」など、様々なピスタチオスイーツが揃っています。
近年、人気が高まっているピスタチオフレーバーに特化した専門店であることと、阪神梅田本店限定のチーズケーキという希少性が、ピスタチオ好きの消費者の心を掴んでいると考えられます。
ランキング17位 ヴィタメール
第17位は、ベルギー王室御用達の老舗チョコレートブランド「WITTAMER(ヴィタメール)」の「マカダミア・ケーク・ショコラ」です。
阪神梅田本店限定で販売されているスイーツで、人気商品の「マカダミア・ショコラ」からインスピレーションを受けて誕生しました。
チョコレートとチョコチップを入れて焼き上げた生地に、マカダミアナッツをトッピングし、さらに上からチョコレートをかけた、まさにチョコレート尽くしの一品です。
カカオの香りとマカダミアナッツの食感が楽しめ、一度食べると病みつきになる味わいだとか。
その他、週末限定で販売されるベルギーの隠れた名品「マノン」や、ピスタチオの濃厚なムース「エメラルド・ピスターシュ」、様々な焼き菓子とチョコレートを重ねた「ショコラ・プティガトー」など、チョコレート好きにはたまらないラインナップが揃っています。
世界的に有名な老舗チョコレートブランドが、あえて阪神梅田本店限定の商品を開発することで、地域住民への特別なアピールを図っていると考えられます。
定番商品の人気にあやかりつつ、新しい味わいを提案することで、顧客層の拡大にも繋がるのではないでしょうか。
ランキング18位 アンテノール
第18位は、神戸発祥の老舗パティスリー「ANTENOR(アンテノール)」の「焼きたてフィナンシェ」です。
阪神百貨店の地下一階、阪神食品館にある焼きたてコーナーでは、店内のオーブンで焼き上げられたばかりの温かいフィナンシェを味わうことができます。
風味豊かでコクのある北海道産発酵バターを使用した定番のフィナンシェは、焦がしバターと溶かしバターを加えた生地で、噛みしめるたびに深い味わいが広がります。
香川県産の和三盆糖ときび糖を使った、控えめな甘さとしっとりとした生地が特徴の「和三盆のマドレーヌ」や、甘酸っぱい瀬戸内レモンを加えたアーモンドクリームを包んで焼き上げた「瀬戸内レモンパイ」も人気です。
また、期間限定で丹波篠山産の黒豆を使用した「黒豆フィナンシェ」も販売されており、こちらも注目を集めています。これらの焼きたての焼き菓子は、ちょっとした贅沢を味わいたい時や、手土産にも最適です。
店内で焼き上げることで、香りの良さと出来立ての美味しさを提供し、顧客に特別な体験を与えていると考えられます。
また、定番商品に加え、地域特産の食材を使った限定商品を展開することで、地元客の関心を惹きつけているのではないでしょうか。
ランキング19位 赤福
第19位は、三重県伊勢市に本社を置く老舗和菓子店「赤福」の「赤福餅」です。
お伊勢参りの土産として古くから親しまれてきた銘菓で、柔らかいお餅にあんこをのせた、シンプルながらも奥深い味わいが特徴です。
阪神梅田本店でも、定番の8個入りと12個入りの赤福餅を購入することができます。
また、冬期限定で温かい「赤福ぜんざい」が販売されることもあり、こちらも人気を集めています。
その他、白餅と黒餅の詰め合わせや、夏期限定の赤福水ようかんなども取り扱っています。
2024年12月には期間限定で、赤福が手がける和洋菓子店・五十鈴茶屋の阪神梅田本店限定商品「焼いもコルネ」や、店舗では販売されていない「あずきコルネ和三盆クリーム」なども登場し、話題となりました。
長年にわたり愛され続ける伝統の味は、地元の人々だけでなく、観光客にも広く知られており、大阪でも気軽に購入できるのは嬉しいポイントです。
季節限定の商品や新しい試みも積極的に展開することで、常に話題を提供し続けていると言えるでしょう。
ランキング20位 あみだ池大黒
ランキング最後にご紹介するのは、大阪の老舗菓子店「あみだ池大黒」の「大阪もちまろ菓」です。
看板商品の「岩おこし」や「粟おこし」で有名なあみだ池大黒ですが、阪神梅田本店では、平べったいおまんじゅう「大阪もちまろ菓」も人気を集めています。
薄くてしっとりとしたもちもちの皮の中に、甘さ控えめの粒あんがたっぷり詰まっており、どこか懐かしい味わいが楽しめます。
お土産として購入する人も多いようです。阪神梅田本店の地下一階に店舗があり、気軽に立ち寄ることができます。
昔ながらの大阪の味を守りつつ、新しい商品開発にも積極的に取り組む姿勢が、幅広い世代に支持されていると考えられます。
「もちまろ菓」のように、定番商品とは異なる新しい食感や味わいを提案することで、新たな顧客層の開拓にも繋がっているのではないでしょうか。
おやつのひきだし
「毎日手に取っていただける買いやすさ」と「好きなものを選ぶ楽しみ」というおやつの本質的な魅力を重視し、約700種類もの多種多様なおやつが集められています。
「おやつのひきだし」自体は、個々のお菓子を販売するコーナーと、日替わりで入荷する限定商品を扱うコーナーの二つの主要なセクションで構成されています。
さらに、「おやつのひきだし」エリア内には、「OYATSUイベント1」と「OYATSUイベント2」という二つの専用イベントスペースが設けられており、ここでは実演販売や話題のブランドのポップアップストアが展開されます。
出町ふたばは毎週金曜日、出入橋きんつば屋は日祝を除く毎日、鎌倉紅谷は火曜日と土曜日に販売。
パティスリーサキモト、中里、亀十、中将堂本舗などは阪神百貨店の公式サイト参照してください。
まとめ
阪神梅田本店には、今回ご紹介した以外にも、魅力的なスイーツがたくさんあります。
それぞれの店舗がこだわりを持って作り上げた、個性豊かな味わいをぜひ食べ比べてみてください。
きっと、あなたのお気に入りのスイーツが見つかるはずです。
今回ご紹介したランキングを参考に、阪神梅田本店で甘くて幸せなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
そして、あなたのおすすめの阪神梅田本店スイーツがあれば、ぜひ教えてくださいね!
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